1打差の3位からスタートした最終日はパットがことごとく、カップの手前で止まる。「弱気だった」。湿った芝も手伝って、どうしても届かない。
最後の最後にも、それが出た。
186ヤードの第2打は、5番アイアンでグリーンの手前を捕らえて「今度こそ絶対に入れてやろうと思ったんだけど・・・」。
またもやわずかにショートして、悔しがる。
対するバーンズは、きわどいパットをよく入れた。1打差は、結局その差。
「自分には、気合が足りなかった。やっぱり3日目に首位に立っておかなければいけなかった」と、過去5勝すべて逃げ切りの選手は今回もジンクスが破れずに、さかのぼって前日のプレーを悔やむしかなかった。