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日本オープンゴルフ選手権競技 2011

2週連続Vがかかる、久保谷健一は

先週の覇者は、難条件のこの日は1番からいきなり連続ボギーを打って、一度は上位から姿を消した。「2番で3パットしてからおかしくなった」としばらくなりを潜めていたが、中4つのバーディで盛り返してきた。

16番からの連続ボギーには「肝心の上がりがねえ」と、通算1アンダーは4位タイに踏みとどまっても、ボヤキ節はあいかわらず。

「ドライバーの不振がアイアンにまで移ってしまった」と嘆いていたが、最後は珍しく前向きに締めくくった。
「最初からそれだったら、今日は大変なことになっていたけど。最後だから良かった。まだ修正するチャンスはある」。

佐藤信人や手嶋多一ら、“アラフォー世代”が上位に目立つ今年のゴルファー日本一決定戦。
リーダーボードを見上げて、「厳しいセッティングには、やっぱりおだやかな性格の人が上に来る」と、持論を展開した39歳も、また辛抱強さや粘り強さが、持ち味だ。

この日は、佐藤と手嶋の前の組でのプレーに、「2人はラフからのアプローチが上手いし、佐藤さんはぽこぽこと入っていた。もともとパットが上手い人が、入り出すとものすごいスコアが出せる。出来るあの人たちと、僕とは違うんです」と、いつものように卑下していたが、先週の勢いのまま、自分もこうして2週連続でV争いに加わっている。

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