Tournament article

ダンロップフェニックストーナメント 2011

ダンロップフェニックス3日目は中止

いったん、コースを引き上げる小田。「明日はやるよ!」
前夜から降り続いた雨は、依然として雨脚を強めたまま。午後からも天候の回復が見込めず、コースの復旧にもかなりの時間を要するために、この日のプレーは不可能との判断から10時30分に、3日目の中止を決定した。

このため、競技は54ホールに短縮する。大会としては、ジャンボが大会初制覇の1994年以来。
また、先週の三井住友VISA太平洋マスターズに続いて2週連続の54ホールは、2007年のフジサンケイクラシックとサントリーオープン以来の波乱となった。

選手たちの反応も悲喜こもごもだった。
予選ラウンドを終えて、通算4アンダーの6位タイにつけていた小田孔明は、現在ランキングも4位につけており、今大会を含む残り3戦で、1位を独走する裵相文(ベサンムン)に肉薄せんと、気合が入っていただけに、まさに水を差されたかっこうだ。

前日2日目もまた大雨の中で、「耐えて3アンダーを出した」。絶好調、とは言い切れない状態と、「けっして、得意ではない」というここフェニックスカントリークラブだが、それでも「1日ずつ地道にスコアを縮めていく」と、燃えていただけに、残り1日で首位との4打差を縮めなくてはいけなくなって、ますます厳しい戦いとなってしまった。

「でも天気なら仕方ない。あとは行けるところまで行くしかない」と、いっそうの力を込めた。「明日は8アンダーくらい出さないと、追いつかない。そのくらいの気持ちで行く」と、SRIスポーツと契約を結ぶホストプロが、持ち前のど根性で、逆転の今季2勝目を猛然と追いかけていく。

※最終ラウンドは、8時からスタートします。

関連記事