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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2011

小田孔明は「きついけど、なんとか頑張る」

あいかわらず“最上位”で頑張っている。「今日こそ3パットをしないように」と、肝に銘じて出ていったのにもかかわらず、「今日も2回もした」と悔しがる。しかも、2番で3パットのボギー先行にはさすがにくじけそうになった。

「焦って早くバーディ獲らないと」と思うほどに、チャンスが来ない。「あいかわらず難しいピン位置。20メートル以上の上って下って、というラインはタッチが合わせられない」。

ピンの手前から、出来るだけ同じ面に乗せたい。「僕はバーディが一つくれば、ポンポンと来るタイプ。分かっているけど、それが出来ない」。
まだ大会は3日目にして、すでにいつも以上に気持ちが逸るのは、逆転の賞金王がかかっているから。

現在、賞金ランク1位につける韓国の裵相文(ベサンムン)を抜くチャンスがあるのは、同4位の小田のほかに2位の石川遼ら、5人いるが、いずれも今大会を含む残り2戦で連勝しなければ、それも消える。

「勝つしかない」と、思えばこそストレスのたまるラウンドも、上がり連続バーディで少しだけだが、それも払拭出来た。

最終18番は、残り235ヤードの第2打で、少し気合が入り過ぎた。4番アイアンで、グリーン奧に打ち込んだ。そこからアプローチでどうにか寄せて「どうにか明日につながった」と安堵した。
首位とは5打差。

過去5勝は、すべて逃げ切りと、本人にはやや残念なデータも、こうなったらなんとかここでひっくり返すしかない。「きついけど、なんとか逆転狙います」と、最終日を前に期待を残した。

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