Tournament article

〜全英への道〜ミズノオープン 2012

藤本佳則が2試合連続Vのチャンス

初日は大雨。2日目は強い風。しかも打った瞬間に、コロリと向きを変えることもあり、選手たちには判断力が試された1日となったが、藤本はあっさりと言った。
「そのへんは僕の仕事じゃない。キャディさんの仕事ですから」。

難解な風の読みは、いっそこの道14年のベテランに任せきる。今週も、前村直昭さんとのコンビネーションも抜群に、好調をキープしている。

この日はボギーなしの68に、本人の自信も深まる。
「セッティングにもよりますが、ロング(パー5)が4つの計算で、毎日4アンダーを目標にしている。良いゴルフをしている証拠になる」と、この日はノルマ通りの納得のラウンドだった。

3週前の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」で出場5試合目は、ツアー最速タイ記録で、初優勝をあげた。5年シードのメジャーVに、注目度は一気に上がった。
先週まで2週間のオープンウィークは、取材などが殺到してまさに分刻みのスケジュールも、まずはトレーニングを最優先に、どれほど多忙でも、体のケアはぬかりない。

開幕戦からスタートした全英オープン日本予選。これまでの7試合で権利のあるランク2位につけて、 出場権もほぼ手中に、あとはデビューしたばかりの新人が、初優勝からの2試合連続Vという偉業に挑む。

関連記事