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〜全英への道〜ミズノオープン 2012
高山忠洋と谷口徹は賞金ランキング上位2人の資格で聖地へ
いずれも国内での最終予選を突破して、先週の全米オープンに挑戦した2人でもある。
高山は「先週の経験を生かしてイギリスでも全力で行く」と力を込めた。
予選落ちを喫した全米オープンで痛感したのは、「本当に完璧というショットでないと、通用しない」ということ。
「あそこでは、もうひとつ上のレベルに精度を上げないと厳しい。たった1ヤード違うだけで、結果が大きく違ってくる」。
当地で再会したマーティン・カイマーは、かつてアジアンツアーで共にラウンドしたことがあった。2010年の全米プロ制覇。その年は欧州ツアーの賞金王にも輝いて、2011年には世界ランク1位になった。
それほどのスター選手が、高山の「覚えているか」の問いかけに、「もちろん」ときさくにうなずき、以前と変わらぬ風情で親しげに振る舞ってくれた。
「昔と全然変わっていなかった。そんなふうにゴルフも国や、ツアーや芝質の違いにも、自然に対処していかなければ頂点には立てないんだと改めて思った」。
そのためにも、まずはメジャーで4日間を戦うこと。
「予選通過しないと得られないものが必ずあると思うので。2日で帰るのは、何か忘れ物をしてきた感じ。全英オープンでは必ず、決勝ラウンドに進みたい」と、2005年と昨年に続く、自身3度目の挑戦に意欲を見せた。
そして谷口徹だが、44歳のベテランの今もっとも関心事は全英オープンよりも、次週の日韓対抗戦。最年長メンバーとして代表入りした「ミリオンヤードカップ」。
「しっかりと、勝ってこないとね」。
チーム一丸となって、昨年は韓国に惜敗したリベンジを果たしておかないことにはおちおちと、今季自身2度目のメジャー戦にも挑めない。
※最年長メンバーが今から闘志メラメラ!! 今年4度目の日韓対抗戦「MILLION YARD CUP」は6月29日から、長崎県のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開幕! 詳しい情報はこちらからご覧下さい。