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ANAオープンゴルフトーナメント 2013

小田孔明は首位を死守【インタビュー動画】

どうにか必勝態勢を守った。小田が、最終日を前に1打差の単独首位につけた。出だしは、冷や汗の連続だった。「ティショットが、ラフにしか行かない」。スタートの1番でもいきなり左に曲げて、「最初の2、3ホールはどうなるんだろう、という感じで」。

久しぶりの優勝争い。力みと、緊張でラフからの距離感も合わずに、いくつかのホールでフライヤーの計算も誤り、苦しみながらも耐え抜いた。

前半は7番からの連続バーディも、後半からぱたりと、チャンスも決まらなくなり、それでも1番や6番で4メートルをからがら拾い、最後の18番でも2メートル弱をしのぐなど、「バーディは来なかったけど、その分パーパットは入ったくれた」と、再三のピンチもしのいで、ボギーを1個に抑えられたことも、大きかった。

単独首位で出たこの日は、「最低でもタイか、1打でもリード出来たら」。というのも過去5勝がすべて、逃げ切りV。一昨年のこの大会も、1打差の3位タイから出ながら勝てなかったように、逆転の経験が一度もなくて、本人もそのパターンこそが勝利の方程式と、自覚している。
辛くも公約を守って、がぜんその気に。
「久々の優勝争い、このチャンスを逃したら、またいつ勝てるか分からない」と、2年ぶりの勝利の味に、飢えている。「明日は、是が非でも逃げ切ってやろうと思う」と、鼻息荒い。


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