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フジサンケイクラシック 2013

小田孔明は「今日は絶対に出るもんだ、と」【インタビュー動画】

ボギーなしの66で上がってきた小田は、「パットが良かった。バーディもそうだけど、怪しい距離もよく入ってくれた」と、最後の18番も3メートルのパーパットをしのいで、暫定2位タイにつけた。
油断大敵。この言葉を肝に銘じたのは先週。大雨のために初日がサスペンデッドとなり、仕切り直しの2日目も台風15号の影響で、小田は勝手に再開は不可能と踏んでいた。

それが、思いがけず天候の回復で、コースに出ることになってもすっかり気が緩んでいた。
戦闘モードになれないまま、予選落ちを喫した。

この反省からスタートが、2時間半も遅れたこの日の初日も「どんなに大雨が降ろうが、絶対に行くもんだ」と、やる気満々で出ていった。

ここでの開催は、9回目の富士桜。昨年は予選落ちを喫したが、一昨年の2011年と、2009年は3位タイ。2008年は9位タイなど、相性は悪くない。
鍵を握るのは、アウトの8番までの4ホールだ。
小田にとっては5番から、「なんか立ちにくい」と、苦手なホールが続き、「そこを上手く切り抜けられるかが、大きなポイント。そこさえうまくしのげれば、優勝争いにも加われる」と、そのため小田の意識の中ではアウトコースをインコースと想定して、「特に気を入れて回る」という。

この日は朝から気合いが入っていたこともあって、鬼門の5番から連続バーディを奪うなど、まずは第一関門突破。「この時期から僕は、調子も良くなるんでね」。いよいよ実りの秋も間近に迫る。

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