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日本オープンゴルフ選手権競技 2014
小田孔明は「今週は藤田さんが一番のライバル」
そして今年の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」を制したのも藤田。開催コースの大利根カントリークラブも「今週のコースと似ている」と、孔明はいう。
今週は、天候や状況によって、ティグラウンドを使い分ける予定ではあるが、500ヤードを超えるパー4が2つあり、2番は後ろのティなら517ヤード。
この日水曜日の練習ラウンドは「今日は245ヤードも残った。2打目に5番ウッドを持った。そこからこんな近くに乗った」と両手で1メートル弱の幅を作って早々と、練習日のバーディ獲りには「明日でいいのに。もったいね〜!」。
また最後の18番は、607ヤードのパー5など、やはり今年の日本一決定戦も一筋縄ではいかないとは思うが、しかし今年はラフの深さが例年ほどではなくて「俺は1日3アンダーを、4つ並べるつもりでやる。優勝スコアも2桁アンダーはいくでしょう」。
さまざまに戦略を練る中でも、「最後はなんだかんだいってパッティング」。
そう結論づければおのずと浮かぶのは、やっぱりこの人。孔明と同様に、今大会のタイトル獲りに命を燃やす大先輩。
「今の藤田さんは特に、7〜8メートルは射程圏。見ていて全部入るような気がする」と、そう思うにつけても「俺はアダムより、藤田さんがライバル。強敵は藤田さん」と、目下自身は2位の賞金ランキングで、見上げるベテラン選手の名前をあげたのだ。
今週初めに当ホームページで今大会の告知を掲載した際に、昨年は気合い余って3日目にして、涙を流してしまったと紹介したことを、孔明も知っていて、照れ笑いで「書かんでよ、恥ずかしいから!」(蒸し返してしまってゴメンなさい・・・!)。
その反省もあってか今年は一応は「今年はあんまり意気込まないように・・・。闘志は秘めて」と、言ったしりから、おどけて「でもわからんね。3日目にまた泣くかも」と周囲を笑わすリップサービス。
いずれにせよこのタイトル獲りにはやっぱり気合いが入る孔明だ。
「やっぱり、この大会に勝った人が、賞金王にも名乗りを上げてる。そういう意味でも、やっぱり勝ちたい。もし勝てたらマスターズも見えてくるから」。
孔明が今年もこの日本一決定戦を面白くする。