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トップ杯東海クラシック 2014

ここでは苦い思い出が・・・藤本佳則は5位タイにも「あまり期待はしないでください」

自分に一切期待をしていない分、スタートからこのリラックスぶり。この難コースではそれがかえっていいのかな?
今週は、年上の相棒にあえて、お休みをあげた。専属キャディの前村直昭さんは、「しんどいって言うから。今週はもういいですよ、と」。それも本人こそが、今週の自分に期待をしていない現れだ。

ここ三好カントリー俱楽部は、藤本がもっとも苦手とするコースのひとつだ。もともとの難易度に加えて、苦い記憶があちこちに落ちている。
2011年の日本アマ。「コースの作り自体が難しい上に、あのときは何度も回って、ここに打ったらあかんとか、そう思っても、打ったらあかんほうに打ったりとか」。
最後のマッチプレーも、櫻井勝之との大接戦の末に、1ダウンを喫して2位に甘んじた悔しさ。
「嫌な経験ばっかり覚えていて、それも含めて苦手になった」と自覚があるからなおさら、この日の3アンダーには、思わず首をかしげて「どうしたんですかね?」。

この日は、チャンスのパットがほとんど入りかけ。今週は、自分に期待していない分、「無欲でやるから。そういうのもあるかもしれない」と、思いかげない好発進に、苦笑いのビリケンさん。
それでも、たった1日では強烈な苦手意識も払拭できるはずもなく、69の5位タイにも「今週は、僕にあまり期待をせんとってください」と、つい本音もこぼれた大会初日だ。

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