Tournament article

カシオワールドオープン 2014

賞金レースの主役たちは

初日は3アンダーで上がってきた孔明は、開口一番「腹減った」。前週は、自称「ストレス性」の腸炎にかかり、先週末からずっとおかゆの生活に、パワー不足に加えて、この日はボギーなしのゴルフも「3つしか、取れなかった」と、ゴルフのほうもハングリー。
海を望むコースには珍しく、晴天無風のコンディションなら「バーディ3つじゃ、お腹いっぱいにはなれない」。

ゴルフのほうも絶好調で、「ショットがビタビタ。チャンスも一杯あっただけに、残念です。不満です」と、ストレス満点で上がってきた。

「今朝も医者のいいつけを守って、こんなちっちゃなパン一つだけ。お昼はビスケット3枚だけ」と、空腹もピークに達して「今日から普通の白ご飯を食べようかな」。そろそろ、普段どおりの生活に戻していってもいいころ。
お腹も存分に満たしたら、「今日の仇は明日討つ。明日は7アンダーで回ってくる」。
取り逃がした分を、取り返すと息巻く孔明。

「あの人、元気ですね・・・」と恨めしげにつぶやくのは藤田。こちらは、また違う意味でもっと鬱憤がたまっていて、藤田もボギーなしのゴルフは評価出来ても、この日のバーディは後半1番のひとつきり。「ショットがダメ。上がってこない」と、気持ちも上がってこない。
「ティショットは右に。アイアンは右左に。ショットは20点」と相変わらず自分に厳しく、「18番は右に行って、セカンドはテンプラ。プロじゃないみたい。レベル低すぎ」と、この日ばかりはとても、孔明に対抗していけるようなゴルフではなかったようだ。

関連記事