Tournament article

カシオワールドオープン 2014

孔明が3位タイ浮上!

朝から腹痛も、同組のヒョンソン(右)とスタートから和気藹々。元気いっぱいの孔明
最後の18番は、252ヤードの2打目を5番ウッドでピン4メートルのイーグルチャンス!
「ショットはいいけど、相変わらずパットが入らん」と、惜しくも外したが、それを補ってあまりあるこの日2つのチップイン。

3番は、140ヤードの2打目をピッチングウェッジで「完璧に打ったのが、戻ってきた」と、前の2番のボギーで「イライラしていた」と、募る怒りも、ラフから直接決めれば、即発散。10番では、29ヤードのアプローチが入った。チップインイーグルで、息を吹き返した。
同組のヒョンソンにも小平にも言われた。「先輩は、乗らないほうがいいんじゃないですか?」。
「そうかもしれん」と、まんざらでもなく、上がりの連続バーディで、3位タイに食い込んできた。

朝から、トイレに4回も駆け込んだ選手とは思えないほどこの日も元気いっぱいだ。先週の最終日に発症した腸炎は、医師の指導を守ってずっとおかゆだけで通してきたが、前夜は久しぶりにおかずを加えて「牛タン食べた」。お腹がびっくりした。「下痢が止まらなくなった」と、それでも孔明は逞しく「スタート前に出し切ったので大丈夫」と、2009年に連覇を達成した得意コースで、優勝争いに加わった。

目下、賞金ランク2位の藤田は通算1アンダーで、予選突破は辛くも果たすという惨状だがここまで来たら「もう人のことはいい」ともはや達観した孔明。「そこを見てると油断しちゃうし、自分が上に行ければアドバンテージが取れるわけだし。好きなコースですからね。明日から優勝目指していきたい」。
もう、てっぺんだけしか見ていない。

※ぎりぎりの予選通過を果たした藤田は「自分の状態はともかくこの4日間で、少しでも上に行きたい。何が起きるか分からないから」。

関連記事