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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2014

全英オープン日本予選がいよいよ佳境に!!

今年はロイヤルリバプールで行われる全英オープンの日本予選はこの「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、いよいよ最終戦を迎える。
初戦のインドネシアPGA選手権から、今大会まで8試合の獲得賞金を足したいわゆる“日本予選ランキング”のうち、有資格者をのぞいた上位2位までの選手に、その出場権が与えられる。

先々週の日本プロまでの7試合の日本予選ランキングの上位2人は小田孔明と、宮里優作。
今大会が始まる前は、「もう自分にはチャンスはないと思っていた」とは日本予選ランキングで実質3位につける手嶋だ。
「だって、もう孔明と優作でしょ」。
「いや、手嶋さん次第です」とは、優作本人から言われた。
2人の賞金差は200万円余。もちろん、他の選手との兼ね合いもあるが、それほどべらぼうな金額ではない。

まして、肝心のその優作が、2日間で姿を消せば、「優作、おまえ何してるん!?」。前日2日目は予選ラウンド最終日の夜にたまたま優作と出くわして、思わずそんな声をかけてしまったという。

「パットが悪いと言っていたけど、まさか優作が予選落ちをするなんて。こっちは思ってもなかったので」。やにわに巡ってきたビッグチャンスはもちろん、最後まで可能性にかけたいのはやまやまだが、この3日間ともなぜか、比較的チャンスホールが続く宍戸の前半9ホールでスコアが伸ばせないというジレンマが続いており、「今日もすべったからもうダメかも」と、4つのボギーを悔やむ手嶋。

「ここ宍戸は前半で稼いでおかないとチャンスはない。明日も早めにビッグスコアを出さないと、イギリスもない」。
全英オープンは、所属先のミズノが大会のオフィシャルスポンサーをつとめており、ホストプロとしてはぜひ、権利をつかみたいところだ。「本当に、明日は前半次第。良いゴルフができればいいのですが」と、最後の望みにかける。

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