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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2015

孔明は嘆き節

3日目に6つのバーディなら、もっとリーダーに食いついていてもいいくらい。「こんなけ獲っても2アンダーじゃね。ショック・・・」と、孔明が泣き笑い。
「ボギー打ち過ぎ」と、自分にダメだし。

最後の18番もティショットを右に曲げた。「ボールはラフに沈んでいたけど、最後はアプローチ勝負とか、自分の場合はなかなかならない」。
首位との打数を考えればなおさら、「行けるとこまで行ったれ、と思ってしまう」と、2打目は左のバンカーに。寄せきれずに、またボギーにフラストレーションもたまってしまう。
「行かざるを得ないでしょう、この差なら」。
梁 (リャン)との大量9打差は、確かに守っている場合じゃない。

「でもね〜このコースは攻めてもダメだし、守ってもダメだし、もうちょっとアグレッシブさが欲しいけど、宍戸の罠には引っかかりたくないし・・・」。孔明のジレンマ。
安全策で、いくつかのティショットでスプーンを握り、たまに思い出したように、ドライバーを握るときに感じる違和感。「急に、となると感覚が違うのか、そのときに曲がっている、そういえば」と、思案顔の孔明、
「な〜んか、中途半端なんですよね」と、思い切って攻めきれないのがまた悔しいが最終日こそ、肝を据える。
「何位とかじゃないんでね。狙うのは、優勝しかないのでね。明日は、ガンガンにいく。それでハマってくれたら行ける気はするんスけどね」。
最終日の7日にちょうど37歳の誕生日を迎える賞金王の猛攻にも注目だ。

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