全米プロ(20年)や全英オープン(21年)ほか通算5勝で、昨年覇者だ。
賞金ランキング6位で資格を得て会場入りしてきたときには「出られるだけで世界と戦っている選手と回れるな、と思っていましたけれど。ディフェンディングチャンピオンで、メジャーでも優勝している選手と回れることになり嬉しかった」と、スタートから高ぶった。
「1番ホールでたくさんのギャラリーの方がいて。それがそのままついて歩いてこられる感じで楽しかった」と、空気を満喫しながら横目でしっかりプレーを観察。
身長172センチの杉浦に対して、コリンは175センチ。
自分と体格が似た選手のパワーフェードは「見た目以上に飛距離が出る。やっぱり、世界で戦うにはそれくらい必要」と大いに参考に。
「さすがだな、というプレーを何度も見られた」と、感心を寄せながら、自身もボギーなしの「67」と健闘。
6番で左側から5メートルを沈めて、最初のバーディを奪うと、9番では3.5メートルのチャンスを決め、後半最初の10番はフェアウェイからの2打目が1.5メートルにピタリ。
その後もそつなく回り終え、コリンに「ナイスプレー」と、声をかけられ充実感が倍増した。
この日7アンダーで回ってきた桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と共に、通算7アンダーの16位につけ「良いプレーができて良かった」と、笑顔をこぼした。
7月の「日本プロ」で通算2勝目を飾ったあと、左ひじを痛めてしばらく休んでいた影響で、試合勘に少しブランクがあったが、今はちょうど上り調子。
「状態は本当にいいので、出だし先にバーディーを獲って、良い流れで回れるようにしたい」と、日曜日のプランを描いた。