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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2016
今季初戦のホストプロ! 髙橋竜彦が「やっぱり、ここでやらなきゃ」
スリクソン契約プロのベテラン髙橋竜彦は、今年も元女子プロゴルファーで、奥様の葉月さんに自前の電動カートでキャディバッグを引っ張ってもらう。
葉月さんのご実家がある南相馬市は、コースから車で2時間半と距離はあれど、期間中はまた、たくさんの応援団が駆けつける予定で、夫も気合いが入るというものだ。
今年はまた、大会の日曜日に南相馬の伝統の神事「相馬野馬追(そうまのまおい)祭」が重なるが、葉月さんのお父さんは「予選ラウンドは絶対に見に行く」と、約束してくれている。
2006年の日本ゴルフツアー選手権でツアー2勝目をあげて、5年シードを獲得した実力者も2011年からシード権を失ったまま。今年もまた今大会は、ホストプロとして主催者推薦を受けて、これが今季初戦。
「久しぶりのツアーはやっぱりいいな、と。やっぱり、ここでやらなきゃという気持ちになる」と、噛みしめる夫のかたわらで「出来るだけ早くそう願います」と、妻のニコニコ笑顔はいつもと変わらなくてもおねだりの言葉には、切なる思いがこもっていた。