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ダンロップフェニックストーナメント 2018
主催者が誇る若きホストプロ!! 稲森佑貴は思い出の詰まったコースで好発進
インスタートの10番でボギーを先行させたが、「自分の思い描いていた球は出たので慌てることもなかった」と、すぐに12番から連続バーディで挽回。
4アンダーまで伸ばして首位と1打差の2位タイは、上々の滑り出しだ。
大会を主催する、スリクソンのクラブは2011年に、16歳でプロ転向(2011年)を果たしてからほどなくして、使わせてもらえることになった。
今大会は初出場を果たした2014年の初日に単独首位で飛び出すなど(結果11位)当時から相性は良かった。
セガサミーグループの協力を得て、JGTOが2013年からここフェニックスCCで実施した五輪の強化合宿にはその初年度から参加。
またこのオフは、偶然居合わせた谷口徹の恒例の合宿に混ぜてもらって小技を磨いた。
「いろんな思い出がある。経験すればするほど難しさを感じる。苦しみも身にしみているコース。ここで結果を残せれば、嬉しく思う」。
今週は、秋吉や出水田など同世代のホストプロの存在も意識している。
「僕けっこう気にするタイプなので。負けたくない」と、メラメラだ。
今年は日本オープンに勝って、悲願の初Vを日本タイトルで飾った。
ホストのエースは、しかし今季の全米オープンを制した世界1位に及び腰?
3連覇を狙うケプカ。
決勝ラウンドで、回ってみたい?
「いや大丈夫です」と、直接対決は辞退する?
「別に、回ってもいいですけれど・・・」。
もしそうなったら、気になるのは周囲の目。
あまりの飛距離の差に「可哀想だな〜って、哀れみの目線しかないんじゃ?」と、懸念。
「そのときは、ドライバーとスプーン抜いてもらってもいいスかね?」。
冗談とも本気ともつかぬ表情で、懇願していた。