Tournament article

レオパレス21ミャンマーオープン 2018

大親友と“悶絶”の川村昌弘が4アンダー

こちらは火曜日の2ショット。「今年は廉くんと一緒に戦います!よろしくお願いします」
ヤンゴン市内最大の仏教寺院「シエダゴン・パゴダ」。ミャンマーを代表する黄金のシンボルタワーは夜のライトアップがまた格別だそうだ。
初日は午後からのスタートということもあり、前日水曜日の夜は少し遅くまで過ごせる。
今年もまた、サポート契約を結ぶ三菱商事のハイヤーをお借りして、“幼なじみ”と一緒に観光を計画していたが、きゅうきょキャンセル。

「あまりにも疲れいて・・・。昨日はせっかくのプロアマ戦も、へろへろでした」と行き先を変更して体調回復をはかろうと、足裏マッサージを受けに行くことにした。

“道連れ”は、昨年のファイナルQT17位で、晴れて今季前半戦の出場権を獲得した竹内廉(たけうちれん)。聞けば、地元三重県内でお互い最初に出会った「ゴルフをする同級生だった」という。

「小4の時でした。その年で、三重でゴルフをする子に会うなどなかなかないのに、今年はその子と一緒にツアーにも出られることになった。みんな大学行ったり、就職したり。プロを目指すと言っていたジュニアの子たちが次々と脱落していく中で、同じ舞台でまた再会できるなんて凄くないですか?!」と、大喜びの川村はぜひ親友と一緒にミャンマー気分を味わいたくて、共に90分約1400円(18000チャット)のツボ押しで悶絶。
すっかりリフレッシュできたばかりか、初日は4アンダーと好スタートを切れれば「予定を変更して正解でした」と、頷いた。

昨年まで保持していたアジアンツアーのシード権を手放して、今年は世界中を飛び回ったこれまでの4年ほどには試合には出られないが、いざというときのために、アジアと共催試合の多い欧州ツアーのメンバー登録は済ませてある。
「登録費は約50万円ほど。試合に出られる見込みもないのに、そんな大金と言われるかもしれませんが、今週勝って、来週はマレーシア(メイバンクオープン)に出てまた良かったりしたら、分からないじゃないですか?!」と、再び旅に出るための“切符”は予約済み。

ここ2年はゴルフ人生最大といってもいいスランプに陥り、最近ようやく復調の兆しが見えてきたばかり。
「今日もスペシャルがあるわけでもなく安全運転で、普通に回ってきた感じ。まだ“病み上がり”なんで」と言葉は控えめでも、久しぶりの明るい兆しにマー君の声は弾んでいた。
  • そして今日。先週から2週間は、キャディのゲーリーさんを連れて、和気藹々。

関連記事