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elite grips challenge 2018

もう90なんて叩かない!佐藤大平が首位タイスタート

AbemaTVツアー 2018 第9戦「elite grips challenge 2018」(賞金総額1500万円・優勝賞金270万円)の大会1日目が兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部(〒677-0033 兵庫県西脇市鹿野町字比延山1353-9)を舞台に開幕した。

晴天に恵まれたこの日は好スコアが続出。大混戦となった大会初日にトップタイの好スタートを切ったのは現在AbemaTVツアー賞金ランキングトップの佐藤大平だ。
この日の佐藤は7バーディ、1ボギーの6アンダー66というほぼ完璧な内容。反省点は色々とあったと振り返るものの「このコースでの6アンダーは上出来です」と少しホッとしているようにも見えた。そこにはちょっとした苦い思い出が背景にあった。
「このコースは高校生の頃にプライベートでラウンドをしたことがあるんですが、そのときに90を打っているんですよ。上手くいかなくて、もう止まらなくなってしまって。そのイメージが強過ぎて今週はちょっと嫌やなって思っていたんです」。
この日の好スコアはそんな嫌なイメージを打ち消すのに十分と言える数字。高校生の頃とは当然ショット力もマネージメント力も進化していることは間違いないが、人間の嫌な記憶というのはそう簡単に消せるものではない。その唯一の方法は成功体験を重ねること。その第一歩をこの日は踏み出すことができた。
そんな佐藤に今シーズンの好調の要因は?と聞くとショートゲームの精度が上がったことだと言う。
「ショートゲームが良くなってからロングホールでのバーディがすごく増えました。ただ、先週の試合では100ヤード以内のショットが全然ダメで。そこをこの試合に入る前の3日間で重点的に練習をしてきたのが活きている感じです」。
グリーン周りに自信があるからこそ思い切った攻めもできるし、反対に守りに徹することもできる。攻守のメリハリが必要なコースなだけに、今の佐藤にとっては攻略しがいのあるコースに感じているに違いない。この調子で成功体験をさらに積み重ねることができるか。注目したい。

なお、佐藤と同じく6アンダーの首位タイにはH・リーがつけており、1打差の5アンダーの3位タイには5人がつける展開となっている。

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