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日本オープンゴルフ選手権競技 2019

稲森佑貴が連覇を狙う / アダム・スコットが5度目の出場

今週は、ゴルファー日本一決定戦。第84回の日本オープンは、08年大会以来となる福岡県の古賀ゴルフ・クラブが舞台。
当時は片山晋呉が永久シード資格が得られるツアー通算25勝目の悲願を達成したコースでもある。

この地で今年、連覇を狙うのは日本一曲げない男。
プロ8年目の昨年、悲願のツアー初優勝を5年シードのこの日本タイトルで飾った。
目下フェアウェイキープ1位を4年続ける稲森佑貴だが、今年はその持ち味がいまひとつ生かせていない。

トップ10入りはまだ1回で、6月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の7位が最高。
先週は、10位タイと久々の好発進した初日に今季これまでを振り返り、「今年は見た目にこだわるスイングをと取り組んだが、それがだめだった」と、反省。
「汚いスイングでも真っすぐ飛べばいい、と思えるようになったらまた状態がよくなってきた」と話したが、2日目は41位タイまで落ちて、そのまま大会は中止が決まった。

「来週に向けて少しでも調子を上げていかないと。今週はそのための収穫を少しでも」と、張り切ったが上昇の機を逸したまま、いよいよ大会週に突入した。

「ディフェンディングチャンピオンとして、上位争い出来るように頑張りたい」と稲森。
大会史上6人目(8回目)の連覇に向かって、今週こそ真っすぐ進む。

そして、今年も豪のアダム・スコットが、2年連続5度目の出場。
次週はいよいよ日本初開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」を控えてその直前に、昨年は50位タイ、15年大会には7位タイに終わった雪辱を晴らしにくる。

今年もアダムを交えて繰り広げられるゴルファー日本一決定戦。
84回を迎える伝統の「日本オープンゴルフ選手権競技」は、17日木曜日に開幕だ。

<日本オープン連覇達成者>
宮本留吉(1929年・1930年)
セベ・バレステロス(1977・1978年)
中島常幸(1985年・1986年、1990年・1991年)
尾崎将司(1988年・1989年)
尾崎直道(1999年・2000年)

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