新人の河本力(かわもと・りき)が、3共催の初日に8バーディ、3ボギーの「66」で日本の怪力をアピール。
5アンダーの10位タイと好発進した。
2週前の「Sansan KBCオーガスタ」でツアー初優勝を飾り、史上初のルーキーによる初Vからの連勝を狙ったが、予選落ちを喫した。
初日を7位タイで出ながら、荒天によるサスペンデッドを交えた第2ラウンドで「80」を叩いた。
「初日がいい位置だったので。周りからも2週連続優勝と言われて自分でも自分に期待しちゃった。いけるんじゃないか、と思って前のめりになってしまった」と特に早朝、再開後の4ホールで15番のトリプルボギーを含む5オーバーが響いた。
無念の帰宅に「何してんの」と、姉の結さん。
「勝った翌週が大事」と、あんなに忠告してくれた周囲にも「あのスコアはないだろ」と、叱られた。
「反省して…。今週は一歩下がって、自分を見るという感じでやろうと決めた」と初日から、攻めたい気持ちをぐっとこらえて臨んだ。
ひとつ年上の大西魁斗(おおにし・かいと)の先週のツアー初優勝は、自宅で観戦。
「僕も最終日まで試合したかったな…」と、改めて先週の予選落ちを悔やみ、「今年はいつもトップにおられて、いつ勝ってもおかしくない選手でしたので。カイトさんの優勝は嬉しかったし、刺激になります。僕も負けないように、どんどん活躍して、頑張っていきたいな」。
時をおかずに先週の失速を取り返す。