最後18番パー5の2打目で持った番手は、前日3日目の52度(165ヤード)に続いて、この日はなんと残り151ヤードに対して48度。
今だかつてないほどの怪力で、最後ピン奥約7メートルのチャンスを作ったが、このイーグルパットは惜しくも逃した。
入れば、プレーオフだった。
2018年に姉の結さんが、ステップアップツアーでプロ初勝利を飾った思い出のコースで、弟もと前代未聞の飛距離を駆使して堀川を追ったが、及ばなかった。
「最後のパットはラインの読みも完璧でしたし、ジャストで入れるつもりだったんですが、あれが届かないあたりが、今日の自分のゴルフ。悔しかった」と、大きな体がちょっぴりしぼんだ。
現在賞金ランクは9位。1位の比嘉一貴(ひが・かずき)との大差を自覚しながら「賞金王もまだ諦めていない」と、22歳は勇ましい。
「来年も強くなりたい、そう思えた1週間でした」と、収穫を話し「今年は、残り4試合。全部勝つつもりでぶっ倒れるくらい、思いっきりやりたい」と、完全燃焼のルーキーイヤーを誓った。