新・選手会副会長で、広報委員長をつとめる小田孔明(おだ・こうめい)が、自らを広報する好位置で、初日をスタートさせた。
ボギーなしの7バーディで、今季初の60台をマーク。この日同組の杉本エリックは「63」を出しており、「いい感じでゴルフをしていたので、ついていこうと。アイアンショットが良かったし、パットが7つ入ればいい」と、15歳下に1差で追随。6位タイで滑り出た。
今季から、初のサングラスは実は度付き。
数年前からショット時に球の行方を見失うようになり「おかしいな…」。今オフの視力検査で乱視が相当、進行していることが分かってきゅうきょ、日よけもかねた専用のサングラスを準備。
「以前はどちらか分からなかったグリーンの傾斜も見えやすくなりました」と、手放せなくなった。
「(見た目が)怖い…って、言われているけど仕方ないよね」と笑い、すでにレンズがクリアなメガネも発注済みで、イメージアップにもつとめる。
選手会の新体制では選手会長の谷原秀人を支える立場。同時に広報委員長として、開幕から報道時にニックネーム大作戦を提案したり、今週火曜日には今年から始めたABEMAの練習ラウンド生放送にも登場。男子ゴルフの宣伝に尽力する。
自身の“公約”には「生涯獲得賞金10億円越え(現在9億8463万5667円)」を掲げたほか、今年は聖地セントアンドリュースが舞台の「全英オープン」出場や、賞金王の2014年以来となるツアー9勝目も火急の課題。
43歳。「同い年の谷原も頑張っている。負けないように頑張りたい」。
ゴルフ界の孔明は、要職でもゴルフでも、広報宣伝につとめる。