Tournament article

三井住友VISA太平洋マスターズ 2023

日大時代はコタツで過ごした御殿場?! 初出場の吉田泰基が単独首位で決勝へ

プロ5年目の吉田泰基(よしだ・たいき)は初出場だ。

大会自体は日大時代に、学生アルバイトとして2回ほど来場したことはあるが、手が足りないときに呼ばれるいわゆる“遊撃”で待機し、仕事がないときは、もっぱら学生本部に設置してあったコタツが定位置。

「寒くてじっとしてました・・・」と、笑うが「プロアマには芸能人の方とかも来ていて、本当に凄いトーナメント。ずっと憧れがありました」と、思いを語る。


憧憬の大会で、第2ラウンドを終えて首位に立つと、大学先輩の吉田心キャディと顔を見合わせ苦笑。

9番ホールから上がってきて、パッティンググリーン横に立つ巨大な手動式速報版を見上げて「こんなんありえん。記念撮影しとかんと・・・」と、2人で冗談めかした。



水曜日のプロアマ日は「ショットがひどく、想定外の球も出ていた。予選通過できるとも思っていなかった」と明かすが、調子の良さと、スコアが必ずしも比例しないのは、プロゴルファーあるあるだ。

「コースも難しいですし、全然、欲がなかったのでそれがよかったかもしれません」と、初日「69」の1アンダー(25位タイ)でそろりと出ると、2日をかけてまわった第2ラウンドで7アンダーの「63」をマーク。


インから出た前日10日は、濃霧により中断した6番までに1イーグル、5バーディ、1ボギーで回り、3人タイの暫定首位でいったん引き上げると、朝7時30分から再びコースに出たこの日は、再開ホールの6番で1ボギーと7、8番の連続バーディで抜け出した。


今季は、5月の中日クラウンズに続く2度目の首位獲りを成功させて、「このコースではあり得ないようなビッグスコアが出せた。この貯金をいかに崩さず、次の第3ラウンドはイーブンパーくらいで回れれば・・・」。

2位タイの今平、幡地と共に最終組で出る第3ラウンドも、そろりと回る。


<本日の中継予定>
■TBS系列28局全国ネット
11月11日(土) 14:00-15:54<LIVE>

■BS-TBS
11月11日(土) 12:00-13:54<LIVE>

■CS・TBSチャンネル2
11月11日(土)  9:15-11:55<1番ホールLIVE>

関連記事