誰より初優勝が待たれるひとり。
清水大成(しみず・たいせい)が、8バーディボギーなしをマーク。
土曜日恒例のドラコンは毎年、常連メンバーだ。
「きょうはティショットが凄いよかった」と、難コースで豪打を武器に、良い位置から短いクラブでちょんと置き、前半の12番パー5で2メートルを沈めたのを契機に4連続を記録した。
「一番長いバーディパットで8番の10メートル」と、チャンスはほぼ逃さず決められたが「後半スタートの1番で50センチを外した」。
コースレコードタイ記録の「63」で上がってしばらくして後から来た蟬川泰果(せみかわ・たいが)に2差を許したが単独2位と、今年もまた好発進だ。
初出場の一昨年は初日に4位タイ。
昨年は7位タイ。
三好との相性は悪くないはずだが、2021年の最終日は40位タイ、2022年は「82」を叩いて61位タイに終わっている。
「一昨年はドライバーが割れて曲がりまくって昨年は、集中力が完全に切れていた」と、原因は明確だ。
「良い位置で来てて、もっと上に行きたいのに、スコアを落とすという状況でメンタルが・・・」と、気持ちの持って行き場に困って崩すことが多かったが昨年末から内藤雄士コーチに見てもらうようになって迷いが消えた。
今週も練習日の火曜日に「アドレスが9割。良いアドレスでスイングすれば大きなミスは出ない」と、助言を受けたことで「今日のスコアにつながった」と、根拠も明確。
今年8月の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」は初日80位から2日目2位タイの急浮上で予選通過を果たすと、最後も3位タイで粘れて終われた。
今週は、米二部コーンフェリーツアーから戻ってきた日大同期の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と久しぶりに練習ラウンドし、27日開幕のABEMAツアー「エリートグリップチャレンジ」では、木村太一(きむら・たいち)が、5アンダーの首位タイ発進。
3人まとめた新・日大三羽カラスと呼ぶ人もいる。
「みんな頑張っているから僕も」と、自然と気合いがみなぎる。