Tournament article

中日クラウンズ 2023

「かちっと1セット」で首位の吉田、堀川は「朝も行った」と1差の3位。“日大サウナ部”の躍進

初の和合もサウナで整う。
昨季の賞金60位で、プロ4季目の初シードを決めた。

大会初出場の吉田泰基(よしだ・たいき)が、難しい和合で5バーディをマーク。

「65」の5アンダーで、トップタイにつけた。



インスタートの10番で、奥4メートルを沈めてバーディ発進すると、8メートルを沈めた13番と、14番では13メートルもの長いのが「ポコンと入った」と、連続バーディを奪った。


ショットも好調だ。
後半最初の1番では54度で打った110ヤードの2打目がピンを命中。
4メートルについたチャンスを逃さず、「今週はスプーンを抜いて、好調のクリークでティーショットを打つなど、フェアウェイキープ」。
難コースを手堅く攻めて、最後9番では1メートル弱のパーパット締め。


ケガもなく、ボギーなしで回りきったが、初挑戦の難コースに「最後のほうはエネルギー不足でもうフラフラ。今晩も行きます!」と、疲れ切った体を癒やすのは、毎夜のサウナ通いだ。


日大の先輩で、サウナマスターの資格を持つ堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)の影響でハマった。

試合に出始めの頃は、堀川と同じ宿で“指南”を受けたが「堀川さんと行くともう1分、もう1分・・・となるので決まり方が違いすぎる」と、今週は、別宿でじっくりマイペース。

「かちっと1セットで、あとは(冷温)交代浴。最高ですね」と、25歳はあしたも元気。


ちなみに初日の「66」で、吉田を1差の3位で追う堀川は、今朝もサウナに入ってから会場入り。後輩と揃って効果を証明した。

大学コーチとして学生時代から見る吉田については、「上手だし、凄く努力をする選手。練習どおりに、しっかり結果が出ている。首位も驚く位置じゃない」と、後輩アピールもしっかりと、「自分も良いゴルフができたので。今日と同じ熱量でプレーしたい」。

今年30歳だが「気持ちは自分もまだまだ若手。優勝回数重ねたい」と、通算5勝目への思いも冷めない。


関連記事