今年は、ついに“大台”に乗った。
「30歳ですかあ…早いですね」と、第一声に実感がこもる。
高校2年の17歳でプロ転向してからもう13年。
二十歳の2014年に初シードを獲得し、24歳の2018年と、26歳の2020年に「日本オープン」制覇。
28歳の2022年に「中日クラウンズ」と「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で自身初の年間2勝を達成し、昨年は29歳になってすぐに本大会で優勝を飾った。
順調に勝ち星を重ねながら結婚し、今年3月には一児の父親にもなった。
怒涛の20代はあっという間に過ぎて、最近の一番の目標は「病気やけがに気を付けること」。
ベテラン選手からよく言われることも、年齢を重ねるにつれて、頭で考えることと、実際の体の動きとが、食い違ってくるということ。
「最近、それが少しずつ理解できるようになってきたので、そこの差ができるだけ起きないように、まずは元気に生きたい」と、抱負を述べた。
昨年も本大会での優勝を契機に、好調を取り戻した。
「今年も昨日、今日とラウンドしてたぶん、良い方向には向かっているんじゃないかと思いので、良いスコアが出ることを願いながら、自分のゴルフに徹しよう」と、展望する。
毎年、開催コースが変わるサーキット形式のトーナメントは今年兵庫県の三木ゴルフ倶楽部が舞台。
「でもタイトルは変わらないので。頑張って連勝を目指していきたいな、と思います」。
30歳を連覇で飾る。