14番から3連続を記録するなど、前半インの9ホールは、5アンダーの「31」でターン。
単独トップで折り返してすぐ1番から1.5メートルのパーパットを立て続けにしのいだ。
「ショットも、パットもよかったので。流れが切れずにできたのがよかった」と今週は一転、好発進だ。
今季は、開幕戦「東建ホームメイトカップ」で3位を記録するなど「調子はいい」と、好調をキープしながら先週の「For The Players By The Players」で予選敗退したのは、ツアーで唯一のポイント制に苦手意識があったから。
「特別ボギーを打つタイプではないけどバーディも多いわけじゃない。どうやったらいいんやろう?」。
攻めあぐねて2日目はついに加点なし。
「僕に向いてないんだし、気負いすぎないように。ちょっとあきらめモードでやったらそのまま終わったという…」。
とほほの通算0点から気分一新。
いつものストロークで再び上昇モードをつかんだ。
89回の歴史を重ねるこの「関西オープン」は、今から8年前、プロ転向翌年の2016年大会で、デビュー戦に挑んだ始まりの試合だ。
また、大会初出場を果たした東北福祉大2年時の2013年では初日にズボンのおしりが破れてしまって大赤面。
緊張と恥ずかしさの中、3アンダーで回り切り、予選通過を果たした思い出も残る。
高校は茨城県の水城に進んだため、青春時代の記憶の多くは県外にあるが、出身は兵庫県の宝塚市。
「まだ1日目なんで」と今週はまた違った意味で気負いはないが、地元関西ゆかりの一戦。
今週は堂々と、プロ10年目の初Vを狙っていきたい。