予選ラウンドは、2年連続距離1位の河本力(かわもと・りき)と同組。「対抗しない」とドローボールを封印したそうだが清水も飛ばし屋。
前半16番(314ヤード)ではスプーンでピン左8メートルに乗せ、後半打ち下ろしの8番(346ヤード)も1ウッドでピン右8メートルにワンオン成功。
制御の効いたフェード球で豪快にグリーンを捉えてイーグルパットに挑むなど、5バーディ1ボギーの「66」。
特に後半から強い風が舞う中、4アンダーの首位タイ発進した。
一昨年から内藤コーチと取り組むスイング構築が、まとまりつつある。
今オフには内藤コーチの紹介でトレーナーにもつき、股関節の可動域をひろげ、柔軟性を高めたことも奏功し、「練習ではできても試合で体が嫌がってできない」といった昨季までの悩みも目に見えて減ってきた。
プロ4季目。
22年の「Sansan KBCオーガスタ」で自己最高の3位など、幾度もチャンスはあったがまだ勝ちきれない。
「そろそろ優勝しないとダメでしょう」と、自分にカツを入れたくなるのは仲間の活躍もある。
先月の欧州共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」の通算2勝で欧州切符を手にした日大同期の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)がいよいよ、次々週の渡欧を決めた。
「再来週から行くよ、と聞いて。じゃあその前にみんなで決起集会しよう」と次週の会場で、食事をする約束をした。
「有人は去年はアメリカの二部ツアーにも挑戦したし、本当にいろいろ経験を重ねて、どんどん力をつけている。見習いたい」。
友人の送別会で自身の祝勝会を兼ねたい。