Tournament article
久光製薬KBCオーガスタ 1999
「虫がジャマ」谷口徹
ラフはとても深いけれど、グリーンはよく止まるので、フェアウェーさえキープしていれば安定したプレーができるし、欲をいえばもっと伸ばせる感じがします。風もあったけどそんなにぼくは気になるタイプと違うしね。
ただ、グリーンはベントちがって、見たまんまスッと打っていけない。高麗は芝目がきついし、傾斜もあるので迷うことが多いんです。それに、きょうはトンボとか蜂とか、ブンブン飛んでる陰が気になって、パットで集中しているときに来ると目がスッとそっちいってしまう。それで間があいてタイミングずらされるって感じ。
虫が精神的に来ますよね。明日は曇ってほしいな。そしたら陰ができないでしょ。
オフの間はラウンドはしないで、スイングをたてなおすことに専念したから、ラウンドしたくて仕方なかった。だから今週は気持ちが充実してます。
今年はなんども優勝争いに絡んで負けて…勝ちゲームを逃していることで、足元すくわれてる感じがある。負けることも勉強だけど、勝たないとゴルフがレベルアップされないし、勝つことがぼくのエネルギーになると思う。
54ホールに短縮されたから、きょうはできるだけ伸ばした人が有利だと思っていた。明日は自分のスイングさえしたらいい。いい緊張感を持って、俺はぜったい負けないと思ってプレーしたい」