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サントリーオープン 1999
丸山茂樹、17番でのできごと
「てっきり、自分はジャンボさんより飛んでないと思いこんで、スパーンと打ったら、向こうでほぼ同時に、ショットの音がした。ジャンボさんより一瞬早く打っちゃったみたい。ビックリしてボールのゆくえを見るより先に音のするほうをみたら、ジャンボさんもフィニッシュしたままこっちを見てて、目が合っちゃった。『オレのほうが先だろう』って怒られちゃったよ」。
その動揺からか、丸山はそのショットをバンカー目玉(パー)へ。ジャンボは、ラフに打ちこんでしまい(ボギー)、「悪いことしちゃったよ…」とペロリ。
丸山茂樹のはなし
「アイアンは最悪。目で見てるイメージとヤーデージが合わないんだ。グリーンが小さいから、実際より遠く見えてしまって、ついリキも入るんだね。いつものフィーリングが合わないよ。ショット自体は安定しているので、明日以降アイアンが勝負だ。アイアンさえ切れていれば、もっと伸びてくるはずだよ。イメージを切り替えたいね。
でも(首位の横尾と)3打差はあってないようなもの。(横尾)要がひとり、抜け出しちゃったら、わからないけど、上はなかなか伸びるとは思えないしね。自分のゴルフをしていれば、きっとトップにもすぐ追いつけると思う。
きょうは昨日の暑さよりマシだったし、水分もしっかり摂ってるしね。しかし、困ったことにトイレが出ない。ラウンド中、1度も行ってないんだよ。石持ち(丸山は腎臓結石の持病)だから、腎臓がちょっと不安だよ。全部汗になって流れちゃってるのかな。プライスさんは、この状況のなか、2回も行ってたみたい。さすがだね(笑)。
ここのコースはティショットがキーになる。ちょっとぶれて、不安が出だすと、怖いコースだよ。何が起こるかわからないけど、でも、それが、なお楽しい、という気持ちもある。明日は、最終組で楽しみながら、派手にプレーしたいね」
★ジャンボ尾崎は、この日、1オーバーと崩れて、25位
「フェアウェーをキープできているのに、バーディが取れない。前半はいいゴルフをしていたのにね。12番みたいのが取れないから、面白くない(12番のジャンボのプレー=フェアウェーから第2打をグリーンオーバー)。トライしても損した気分になるね。(上位をねらっていくのは)ダメだね。気持ちが乗ってこないんだ…」