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サントリーオープン 1999
「要があんなことになっちゃってショックだった」丸山茂樹
「要があんなことになっちゃって…ショックだった」。最終組でともにスタートした横尾要が、通算8アンダーの単独首位から、まさかの2オーバー15位タイに後退。いつも行動をともにする仲間の乱調に、丸山茂樹は動揺をしたという。
「要があんなことになっちゃってショックだった」丸山茂樹 「でも、それにつられてはいけない」。会場内の看板も楽に吹き飛ばしてしまいそうな強風(風速6,5メートル、12時現在)のなか、懸命に耐えしのぎながら、3バーデイ、2ボギーの通算7アンダー。単独首位で、最終日を迎えることとなった。
松林にセパレートされたコース。その松に強い風がぶつかって、特に、横から吹きつけてくる風の向きが、クルクル変わる。当然、狙いどころは限られる。
「本当に強い風だった。自分の持ちだまがフェード系なので、左からの風がつらかった。右に曲がりまくってたよ。まさに辛抱のラウンド。長い1日だった」と、息をついた。
最終日は、2打差2位タイのニック・プライスと同組。そのプライスとは、今年のマスターズトーナメントで一緒に釣りをした仲だ。
「そのとき、間違ってピンクのバケツを釣っちゃったんだ。これ、今も笑い話なんだよ」。快に笑う丸山に、1年半ぶり復活Vへのプレッシャーなど、微塵も感じられない。
丸山茂樹のはなし
「気持ちは上向き。最終日はニック・プライスとだけれど、相手が誰であろうと関係ない。…緊張感は確かにあるけど、やれるところまでやるだけだよ。
いまはとにかく復活したい気持ちでいっぱいなんだ。このチャンスをぜひ生かしたいと思う。 優勝経験がいっぱいあるんだし、いつまでも初心じゃいられない。良し悪しは時の運。とにかく一生懸命やりたいんだ。
自分がやらなければならないことを思いきりやる、それだけだ。
深く考えるよりまず実行だね。これから先の自分が、楽しみだね」