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ファンケル沖縄オープン 1999

通算1オーバー、50位に終わった兼本貴司は、辛くもシード権を獲得

 通算1オーバー、50位に終わった兼本は、「全然ダメ。自分のプレーができなかった」と固い表情のまま。猛然と追い上げてきた賞金ランク102位の小林正則が、もし、単独2位に入れば、シード権を失う。だが、兼本は、小林の結果を待たずに、ひとまず翌週行われるクオリファイグトーナメント会場の宮崎にむかっていた。
 「吉報」を聞いたのは、移動中の車のなか。

 小林が善戦及ばず3位に終わったことを、契約先のミズノ社員の有本圭志さんから伝え聞くと、ようやくほっと胸をなでおろしたという。

「子供のように『やった〜、やった〜』と叫んでました。木曜日には、プレッシャーがかかりすぎてで気分が悪くなり、吐いていたようです。3日目もげっそりしていましたから…」と有本さんが、兼本の様子を語った。

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