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JCBクラシック仙台 2000

ディフェンディングチャンピオン・片山晋呉が、杜の都・仙台に戻ってきた

昨年大会では、桧垣繁正とプレーオフ3ホールの激闘を演じた片山晋吾ではあったが、しかし当時はまだ、なんとなく弱々しい印象があった。というのも、その前年度の春、椎間板ヘルニアの大手術を受け、復帰後ちょうど1年たったばかり。昨年大会のときにはほぼ完治していたとはいえ、影響が残っていたのか、恐る恐るプレーしている感じがあったからだ。
 あれから、さらに2年の月日がたち片山は、今年、大きく飛躍をとげた。4月のキリンオープンでツアー3勝目をあげると、全英オープンの日本予選も兼ねた5月のマンシングウェアオープンKSBカップで早くも4勝目。今季2勝目をあげると同時に、全英予選ランク2位につけ、ミレニアムを祝うセントアンドリュースへの切符も、ほぼ手中に収めている。
 片山は、他種目のスポーツ界との交友にも積極的で、巨人軍・工藤公康投手など、一流選手のトレーニング方法やメンタル面を取り入れたり、また自らもさまざまに工夫を凝らした練習法で向上をはかり、ツアー内では小山内護や川原希など、他プレーヤーにも大きな影響を与える存在に育ちつつある。

 プレー中のみならず、片山の、スタート前やホールアウト後の練習も、ちょっとのぞいてみたいもの。アマチュアの方々にも参考になるヒントが、きっとたくさん見つかるはずだ。 

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