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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2000
谷口徹が、佐藤信人を2アンド1で下した
谷口徹が、佐藤信人を3回戦で下して準決勝進出を果した。
佐藤はこの日、朝から腰痛に悩まされながらのスタート。
「前半は、体が慣れるまで5ホールくらいかかってしまった。そのせいと言うわけではないけどスコアが悪く、そのうちに谷口さんにポンポンと行かれてしまった」(佐藤)
4番では80センチにつけたにもかかわらず、谷口に先に3メートルのバーディを決められ、自身はパーに終わるなど、5番までで4アップされ、不利な展開。
しかし、そこはやはり“現在賞金王”だ。
後半に入ってようやく得意のパットも決まり出し、1アップ差まで盛り返す粘りも見せ、谷口をゆさぶった。
2アンド1で佐藤を下した谷口は「あそこからあれだけ盛りかえしてくるのは、さすが賞金王。…というか、そうでないと、“賞金王”ではない。今日は、天候もクルクルかわり、試合展開もとてもおもしろかった。準決勝は飯合さんですか。いろんな相手を倒していかないといけませんね」と、闘志剥き出しで12時50分にティオフしていった。
★ 3回戦、敗れた直後の佐藤信人のはなし
「やっぱり強いですね、谷口さんは。闘志を全面的に出してこれるし、駆引きとかも微妙に考えてやっているみたい。
たとえば、14番で先にバーディを決めて、僕がはずしたのを見て、次の15番ではセカンドで迷わずアイアンを握っていたり…。これは、先に第3打を打っていいところにつけプレッシャーをかけたいという谷口さんの作戦なんでしょう。
でも、谷口さんは結果がいいので、マッチ向きとか言われてるけど、今は全体的な調子も非常にいい。ミスをしないですしね。
前半ポンポンと行かれてしまいましたが、僕も後半はだんだん集中力も出てきて、すごく楽しくプレーできました。
今日は帰って腰のケアに専念して、来週の試合に備えたいと思います」