Tournament article
ダンロップフェニックス 2000
身長189センチ、体重107キロ
北アイルランドのダレン・クラーク
現在、体重107キロ。「実はちょっと前にはもうちょっとあったけど、どれだけ減ったかは内緒さ」と茶目っ気な笑顔を浮かべるクラーク。
大好きなビールの量を減らすなど、今はダイエットに励んでいる最中だそうだ。
身長189センチの体を揺らしながらのショットは、迫力満点だ。
そのクラークの名が世界に轟いたのは今年2月の世界ゴルフ選手権、『アンダーセンコンサルティングマッチプレー』。決勝戦であのタイガーを、4&3で下し、頂点に立ったときだった。
主戦場の欧州ツアーでも好調で、今季、友人のリー・ウェストウッドと最後まで賞金王を争って、惜しくも2位に敗れた。
ほほえましいエピソードがある。
8月の全米プロの翌週に立ち寄ったニューヨークでお酒を飲みながら、ウェストウッドとある賭けをした。
「リーと僕、どっちが賞金王になるか。なったほうに1ポンドだ」
1ポンドは約160円。先週の世界ゴルフ選手権でウェストウッドが2位に入り、賞金王が確定したとき、クラークは律儀に1ポンドを差し出した。
「来年はその1ポンド、必ず奪い返すつもりさ」とクラークはニヤリ。
この日、英国のA.コルタートと並んで2位タイにつけているクラーク。油断のならない存在だ。
「昨日に比べると今日の方がいいプレーだったね。しかし、パットは昨日ほど調子よくカップに入らなかった。もう少し練習して、パットを決めないといけないね。
アウトコースはほとんど3メートル前後につけていたが、インコースは、どうにか拾って行ったという感じなので、前半の調子でプレーすれば、週末は65ぐらい出せるような気がするよ」