Tournament article
アイフルカップ 2002
「今日はずっと、ぶっちぎってた」
18番、5メートルのバーディパットを沈めると、両手で軽くガッツポーズ。それから、手の中にあったボールを、ギャラリーにむかって笑顔で投げ込んだジェット。
この日のラウンドへの、充実感のあらわれだ。
「ショット、特にドライバーがかなり良かった。今日はずっと、上田をぶっちぎっていたもんな〜!!」
同伴競技者の上田諭尉は、常にドライビングディスタンスで上位を占める選手。
その上田をこの日は、平均20ヤードアウトドライブし、「勝負は14対0!」と全ホール、飛距離で圧倒したことで、かなり、自信を持ったようすだ。
ただし、残る課題はパット。
「ほとんど1ピン距離につけたのに入らない…。それがあれば、もっと伸びたが、OKバーディしか取れないんだな…」
“イップス”との戦いは依然として決着はつきそうにもないが、「夏にこんなに頑張れたことで、秋にむけての調整が、みえてきたよ」と、手ごたえをつかんでいる。