Tournament article
三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2004
大先輩の言葉を励みに、韓国のS・K・ホが単独3位で全英オープン日本予選ランク1位 に返り咲き
行ったり来たりのハードスケジュールにはかなり堪えているが、同郷の大先輩で、い まやUSPGAツアーのトップを張るK・J・チョイからの、この言葉が励みだ。
「早く、一緒にアメリカで戦いましょう」。
前週の韓国ツアー『SKテレコムオープン』で、デイフェンディングチャンピオンとして出場したチョイ とは、初日と2日目に同じ組でラウンドした。「まだ自分には早いかな・・・」と思 案していた米ツアー。「でも、チョイさんにそう言われて、やっぱり僕も頑張ろうって思いました」。同オープンでそのチョイに、1打差つけて12位に食い込めたこと も、自信になっている(チョイは14位)。
この日最終日は連戦の疲労から、再三ティショットを曲げながらも、しぶとくパーを 拾って69。通算7 アンダーで、単独3位。この成績で、全英オープン日本予選ランキングも再び1位に返り咲いた。
「もっともっと、上を目指していきたいですね」。ホが確実に、世界へのステップを踏んでいる。
※世界最古のメジャー戦『全英オープン(7月15-18日)』の本戦出場権をかけた “全英オープン日 本予選”の真っ只中だ。第1戦の日本プロゴルフ選手権から、6月の『〜全英への 道〜ミズノオープ ン』までの計6試合の賞金ランクを合わせた“全英ランク”上位4人に、今年の会場 『ロイヤル・トルーン』への切符が与えられる。今回の三菱ダイヤモンドカップ2004は、その対象試合のうち3戦目だった 。
なお、今回優勝の平塚哲二は、同ランク2位に浮上したが、昨年の賞金ランク上位3位 の資格で、今年の全英オープン出場権をすでに獲得している。有資格者は同ランキングから除かれるた め、次の三橋達也が実質ランク2番目ということになる。