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三井住友VISA太平洋マスターズ 2004

谷口徹「これから残り4試合、無駄にしたくない」

10月の日本オープンで、復活優勝をあげる前週は136位。トップ100にもカウントされていなかった世界ランキングが、翌週のブリヂストンオープンで2週連続Vを達成した途端に64位の急浮上だ。

未勝利に終わった昨シーズン以降、途絶えていた世界メジャーへの出場権。取り返すのはもっと先、「早くても、さ来年以降になるだろう」と踏んでいたが、ここにきてにわかにチャンス到来。
年内にも世界ランク50位に入れる可能性が出てきたことで、谷口の闘志にがぜん、火がついた。

12月末時点の同ランクでトップ50に食い込めば、来年のマスターズトーナメントの出場権が、手に入るからだ。

今週は、ダレン・クラーク、リー・ウェストウッド、来週はタイガー・ウッズを筆頭に、これからシーズン終盤は、世界ランカーたちが大挙して日本ツアーにやってくる。
彼らと同じ舞台で好結果を残せば、加算される世界ランキングのポイントも大きくなる。

「これから残り4試合、無駄にしたくない」。

ふいに巡ってきた世界舞台への再挑戦を視野に、「毎日5アンダーを目標にやっている」という谷口が、首位のクラークに1打差の3位タイスタートだ。

自身2度目の賞金王、マスターズの出場権…。いまの谷口に目指すべきものは多いが、「自分のゴルフをしていれば、結果はおのずとついてくる。あとは、強豪たちに遅れを取らないようにね」。目標に向かって、淡々と突き進む。

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