Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2004
大会3日目に行われたジュニアプログラムはS・K・ホと深堀圭一郎によるトーク ショー
大会3日目に行われたジュニアプログラムはS・K・ホと深堀圭一郎によるトークショー
プロゴルファーの生の声に、瞳が輝く。
この日3日目の午後1時。サン・クロレラクラシック会場の小樽カントリー倶楽部で、 地元北海道在住のジュニア17人を集めて行われたツアープレーヤーのトークショー。
韓国出身のS・K・ホと深堀圭一郎の、実体験をもとにした話は、子供たちの興味と感 心をかきたてるに十分な中身の濃い内容となった。
2001年の初来日から4年。いまや賞金ランクトップにまでのぼりつめたSKの成功の秘 訣は、「まずは日本のゴルフファンのみなさんに、親しまれるプロになろう」と決 め、日ごろから努力を重ねてきたたまものだった。
ゴルフの上達と同時に毎日、日本語の勉強を怠らず、いまでは言葉の面でも何不自由 ない。
米ツアーへの挑戦を続けている深堀も、世界で活躍するために必要な武器のひとつは 「言葉」だと痛感しているだけに、
「僕も、海外に行ったときに、もっといろんな国の言葉が話せたら、得られるもの も、きっともっと多いのに・・・と感じることは多いんです。そういう意味で、ここま で日本語を話せるようになったSK選手の努力には頭が下がる。みんなもSKのように、 いまからしっかり勉強してね!」と、未来をになうジュニアたちにエールだ。
逆にジュニアたちからは、「大事な場面でフックボールが出てしまう、どうしたらい いか」「アプローチ、パターがうまくなる方法は?」「調子が悪くなったらプロはど う対処する?」などといった質問が飛び出して、これに対して深堀がジュニア時代に 行ったというレッスン法を披露した。
「部屋にパターマットを引いて、毎晩100球連続で入るまで練習したんです。みんな は、毎日10球からでもいい。そうやって、ひとつずつ頑張って行こう!」と、励まし た。
トークショーのあとは、大会ホストプレーヤーの青木功も飛び入り参加で記念撮影。 終了後ジュニアたちは、SKと深堀から贈られたサイン入りのボールを大事そうに手の ひらに包みこんだ。
※『サン・クロレラ クラシック』では、地元北海道地区におけるゴルフの活性化と ツアープレーヤーの底辺の拡大を目的として、ジュニアゴルファーの育成に力を入れ られています。
S・K・ホと深堀が協力した今回のトークショーは、この日3日目に行われた『ジュニ アプログラム』の中に組み込まれていたものでした。
道内ジュニアたちはこのトークショーのほかに、大会本部やテレビ中継センター、ス コア速報本部、プレスルームや日本ゴルフツアー機構の会場事務所などトーナメント の舞台裏を視察したり、レッスン会やボランティア業務を体験して、ツアーへの夢を 膨らませていました。