Tournament article
アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント 2005
伊藤涼太くんが3試合連続の予選通過「優勝争いがしたい」
首位の伊沢利光は、「2日間で6アンダーなんて、絶対に出ない」と、言い切った。
3位の近藤智弘は、「ありえない。・・・ていうか僕の15歳と比べることにすでに無理がある」。
アマチュア、という立場で、生活をかけたプロたちよりプレッシャーはないかもしれない。
まだ怖さを知らず、その分のびのびとプレーができるのかもしれない。
「・・・でも、それ以前に相当の実力がないと、15歳でここまでやるのは絶対に無理。まして、レベルの高い男子ツアーでここまでやれるのは、本当にすごいことだよ」(近藤)。
7月のアイフルカップから数えて、伊藤くんの3試合連続の予選通過に真夏の芥屋が沸いている。
この日2日目は1日中、強風が吹き荒れたが、昨年冬に取り組んだハードトレーニングのおかげで、「風にも負けない球が打てた」。
プロたちと互角に戦えるほど飛距離も伸びて、568ヤードの18番パー5では残り250ヤードの第2打をスプーンで奥2メートルにつけてイーグルチャンス。
「普通に打てば入ると思ったのに・・・!!」と悔しがりつつ、楽々バーディフィニッシュで7位タイだ。
翌3日目は伊沢利光と回るのが目標だった。
はじめ伊藤くんと同じくらいのスコアで並んでいた伊沢もバック9で一気にスコアを伸ばした。
「ボードを見て、追いつかないなあ・・・と。一流のプロがどんなゴルフをするのか見てみたかった」と残念そうに話したが、その伊沢とは4打差の2組前でのプレーだ。
自身3度目の決勝ラウンドでは「優勝争いがしたい」と伊藤くん。
そうすればおのずと、夢のペアリングも実現する。