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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2005

横田真一が単独2位に浮上

変なところで、胸を張った。「トラブルショット選手権なら、間違いなく僕がツアーでナンバーワン!」。
この言葉通り、この日2日目はショットの不調で、再三のピンチを迎えながら得意のショートゲームで乗り切った。

4番で、ティショットを右の林に打ち込みんだが、どうにかボギーで切り抜けた。
11番でも、やはり右の林に入れたがバーディを奪った。
15番では、アプローチをシャンク。
最終18番は、5メートルのパーパットをしのいだ。
4番、6番では第2打でドライバーを握って、直打ちする奇策も披露して首位と1打差。

先週まで、ハラハラドキドキの日々を過ごしていた。
今年のツアー優勝者と、賞金ランク25位までの選手にしか与えられないこの頂上決戦で、ボーダー線上に位置していた。
もし先週、谷口徹が優勝していなければ、「実は、20万円差で、出られないところだった」。
滑り込みで出場権を手に入れながら、単独2位で大会を折り返した。

「最終日に、最終組で回りたい」と意気込む。
開催コースの東京よみうりカントリークラブは、横浜市青葉区の自宅から車で20分。
毎朝、家族に見送られて家を出る。
妻・夕子さんと、3歳になる長男・知己くんは、あとからコースに駆けつける。

以前は、ところかまわず「頑張れ〜」と、声を張り上げていた知己くん。
最近、応援のタイミングが上手になってきて、「バーディパットが入る直前に“入れ!”って、言ってくれたりして」。
息子を抱き上げ、目じりを下げた。


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