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ANAオープンゴルフトーナメント 2006

近藤智弘が単独首位に

熱狂的な“近藤ファン”なら、すでに気づいているかもしれない。今週の近藤は、いつもと違う。注目は腕。今年から、トレードマークにつけ始めたアクセサリー。リストバンドが、普段と逆だ。

「いつもは右につけてるんだけど・・・今週は左。で、いつもは本当に“ただの飾り”なんだけど。今週は、すごく役に立ってる」。

実はいま、左腕を痛めている。
湿布を巻いて、さらにリストバンドで患部をカバー。
そのほかにも、やはり左の手の平の小指と薬指の下には、10円玉大の血豆が出来て、ひどく痛む。
照れ笑いで「練習をしすぎです」。

苦手なコースだったこともあり、8月のアンダーアーマーKBCオーガスタから2試合連続の予選落ち。
「そのあと2週間、気合を入れて打ち込みすぎた」。
トレーニングに加え、練習量を相当増やした。
少々、無茶な打ち込みで体のあちこちに痛みが出ているが、その成果はしっかり出ている。

この日2日目は64。
最終9番パー5は、258ヤードの第2打をスプーンで手前2メートルに2オン。
「思ったとおりのショット。完璧でしたね」。
自画自賛のイーグルで締めくくって通算9アンダー、単独首位に浮上した。

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