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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006

片山晋呉「血となり、肉となっている」

霞ヶ関の日本オープンから5日目。おだやかな表情で、インタビュールームに座った。
「昨日の夜も8時に寝れたし、ようやく、肩の力が抜けた感じ」。
廣野での70回大会に続く連覇達成は「日本中に宣言して臨んだ」。
1年も前から準備を重ねてその週、調子が「マックスになるよう」調整し、「気持ちをこめて本番に臨んだ」。

1打差2位からスタートした最終日。
気持ちが空回りしていたことを認めた。
「連覇への思いとか、プレッシャーとか・・・いろんな雑念が歯車の中に砂利のように挟まって、うまく回転してくれなかった」。

いまは穏やかな笑みさえ浮かべて、「あの週は、自分が自分でなかった気がするんですよ」と振り返った。

結果5位に終わったが、それでも全身全霊をかけて戦った余韻はまだ、体の奥底に残っている。
快挙達成のために、「ああしよう、こうしよう、と取り組んだことは、血となり肉となっている。

おかげで、今日は1日良い予感を背負いながらプレーできました」。

通算11アンダー2位タイに浮上して、先週、取り逃がしたツアー通算21勝目が1週遅れでやってきそうな予感だ。

大会は、先週とは打って変わってバーディ合戦。
そのとき、ちょうど目についた部門別ランキング。バーディ率は現在5位タイ。
残り2日は、「データ通りに、やればいいんじゃないでしょうか。最近、行ったことないんでね。“20”行けたら嬉しい」。
最終日は通算20アンダーで、頂点に立てればなおさらだ。

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