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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006

佐々木久行「QTに行く覚悟は出来ています」

6アンダー2位タイの佐々木も40代。「飛距離には問題ないけれど。やっぱり最近、体力の衰えは感じます」と、首位の真板と似たようなコメントをして苦笑い。

この日初日は、「特に何を変えたわけでもないけれど、たまたまパットが入ってくれてほんと今日1日だけ素晴らしいゴルフ」。
10番で8メートルの長いチャンスを決めるなど、この日9バーディ(3ボギー)に「嬉しいですね」と相好を崩した。

1995年の日本プロでツアー通算2勝目。当時、同大会優勝の“特典”は10年間シード。
2005年までその適用があり、それまでは生活の心配もなかったが資格が切れた途端に苦しい思いを味わった。
昨年は、まさに秋のこの時期までシード権の確保を引っ張って、「去年はアップアップの状態。ゴルフって、つくづくシビアなスポーツだ、と・・・」。

賞金ランク60位で辛くも今季の出場権を手にしたものの、以来「ダメなら、ダメで良い」と、良い意味で開き直ることに決めた。

「・・・考え込んだら、おかしくなっちゃうから(笑)」。
何事も、楽観的に捉えるようにしているという。

現在、約900万円稼いで賞金ランクは79位。
好スタートを切った今週こそ、ボーダーラインの同ランク70位まで一気に500万円は上乗せしておきたいところだが、「ダメでも、QTに行く覚悟はできていますから」。

もし今年、シード権を落とせば自身15年ぶりとなる予選会に行かざるを得ないが、「それも仕方ない」。
心を決めたら、久しぶりの好発進にも気負いはない。



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