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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2007

藤田寛之「大洗に教えてもらった」

3番のバーディでいよいよ首位の谷口徹を捉え、混戦模様のゲームを引っ張った藤田だったが、まんまと大洗のワナにハマったのは、通算2アンダーで迎えた17番。

右の林へ打ち込んだティショットは反省しきりだ。
「自分がイマイチ、というときはいつもああいうショットが出る」。
前方を木に塞がれて、ひとまずフェアウェーへの脱出を試みたが届かなかった。
深いラフに食われた上に、200ヤード以上も距離が残ってしまった。

そこから刻むことも考えたが、「とにかくグリーンの近くに行きたかった」。
ウッドを強振したが、ボールは再び林の中へ消えた。
4打目もまたグリーンに届かず、エッジから5オン2パットのトリプルボギーを打った。

念願の今季初優勝を目前に、最後の最後に息切れした状況をマラソンにたとえ、「あれが38キロ地点だったのかな」と、つぶやいた。

藤田の話「…競技場までは、入っていたのかな。それまで良いプレーをしていただけにね。悔しい、かなり悔しすぎます。ああいうショットをしているようでは勝てないと、大洗に教えてもらった感じです。でも、勝負ごとですからね。自分のやったことなので仕方ない。次のチャンスは気持ちよく行けるように。日々コツコツとやっていきます」。

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