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JCBクラシック 2007

小田孔明「あとはもう、行くしかない」

念願の初優勝に、いま一歩及ばなかった小田は「今日はすべてに逃げていた、攻め切れなかった」と、後悔しきりだ。

特に悔やまれるのは、首位タイに並んだ直後の9番パー4だった。
「安全にいきたい」という気持ちが、小田にスプーンを握らせた。
それにもかかわらず、ティショットをミス。守る気持ちが、かえってボギーを招いた。
「安全を狙う立場なんかじゃなかったのに…」と、唇をかんだ。
「あれで僕に優勝はない、と思いました」と、振り返る。

それでも、12番のボギーで気持ちを入れ替えた。
「あとはもう行くしかない、と思って攻めた」。
その結果の14番、17番での2バーディ。
「2つ巻き返せたことには満足している」。通算12アンダー2位タイは、今季3度目のトップ5入りだ。

獲得賞金も2000万円を超えて、初シード入りに早くも当確ランプを灯したら、まさにあとはもう、行くしかない!

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