Tournament article

ANAオープン 2008

片山晋呉「中嶋さんからパワーをもらった」。

前半こそ伸び悩んだが午後から強風が吹き荒れる中、粘りに粘ってイーブンパー。「今日は難しいってもんじゃなかったから。74くらい打ってもいいような中で、良いゴルフが出来たと思う」。

同組の中嶋常幸の頑張りにも大いに刺激を受けた。
「崩れかけても負けちゃいけない、と・・・」。
尊敬を寄せる53歳のベテランの前で「持ってる技術を出し切った」という。

首位とは3打差。
今週も、ツアー通算25勝目を狙っていける位置で大会を折り返し、「勝ちたい。誰よりも、1ミリでも多く勝つことにこだわっているのが僕。それを見せつけたい」。
決勝ラウンドを前に、気合いが入った。

そんな片山の心に、中嶋がさらに火をつけた。
ホールアウト後、18番グリーンの片隅でまたしても見せつけられたのだ。

それは永久シード選手のあかしである、ゴールドに輝く選手証。
ベルト部分に挟まれたマネークリップ型のバッヂはこれまで、中嶋が「ホラホラ」と自慢げに見せびらかすたびに「いいな〜」と眺めているだけだったが、今回ばかりはすかさずタッチ!

「初めて触らしていただきました。エネルギーをもらっちゃった!」。
その御利益は果たして・・・!?

関連記事