この日４アンダーで迎えた18番で不運が重なった。右の林に打ち込んだ第２打はラフ。しかも大きなディボット跡だ。
リカバリーショットはフェアウェイを突き抜けた。
逆の林に打ち込んで、しかも今度は木の根元。
出すしかなく、ボギーを打って「最後に絶対やっちゃいけないミス」と、後悔しきりだ。

「終わり良ければすべてよし、という言葉があるけれど･･･。まさに僕たちゴルファーは、そこが良ければすべて良しで、気持ちよく終れたはずなんですよ」と、首をひねって苦笑い。

「僕が大会を盛り上げる」と、心に誓ったホスト試合は１打差でトップ10入りを逃した。
通算３アンダーの13位タイフィニッシュに「最後は、パーで良いのに。そこが今年の僕の情けないとこ」と自分を責めたが、課題のティショットは徐々に上向きつつある。

９年間の米ツアーでたまりにたまったストレスも、今季の国内復帰で解消されつつある。
次第に自信が出てきたら、そろそろ世界の舞台で腕試しだ。

次週はシンガポールに飛ぶ。
アジアンツアーのバークレイズシンガポールオープンに挑戦する。
「フィーリングも良くなってきているところなので、それが海外でも出せるかでしょう」。
常夏の国で、久々にマルちゃんスマイルが輝くか。

※もうひとりのホストプレーヤー近藤智弘はイーブンパーの25位タイに「やっぱり、今日もパターが入らなくてこんなスコアになっちゃいましたけど、足の状態も良くなってきているので来週以降も頑張ります！」

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• 丸山 茂樹
• 近藤 智弘