記事

Novilカップ 2008

山下和宏が今週も好調な滑り出し

先週の『〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック』1Rでは、自己ベストタイ記録となる「67」をマークし、ツアーで初めて首位に立った。
惜しくもツアー優勝と全英オープンの出場権を逃したものの、18位タイに入って賞金を上積みした。

これで、開幕戦『東建ホームメイトカップ』から『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』までが対象の第1回リランキングも現在は8位につけ、初シードに向けても少し前進させた。

今季を振り返ってみると、ツアーでも予選落ちが開幕戦の1度だけ。それから、7試合連続で予選通過を果たしている。
「調子は普通です」と話しながらも、自身のテーマは“いつも通り”。
それは今日も変わらない。

OBが頭から離れなかった先週は、ボールコントロールをしようとショットに気を使っていた。自然に手に力が入り、グリップを握る力も強くなっていた。
最終日にボギーを叩き、崩れた敗因だった。
「一言で言ってしまえば、操縦不能な状態でした。」

すぐに修正しようと、今週初めに自分の所属先のザ・サイプレスGCで練習し、今大会の会場のJクラシックゴルフクラブに入った。

ラウンドや練習でもグリップの握る力だけを確認する。テーマが決まっているだけに、実にシンプルだ。
「それをやっていたら自然とこのスコアでした」と、6バーディ、1ボギーの3位タイの上々の滑り出しを見せた。

「ご先祖様の力も借ります」と会場近くにある親族のお墓参りに向かった山下。

「3日間で12アンダーを目標に」と踏んだ今週は、疲れも見せずに上位を伺う。

関連記事